SSブログ

merci de votre visite !

ご訪問ありがとうございます。
いつもお構いできなくて、スミマセン。


[ひらめき]最終更新日:12/10/2011

Apéritif [manger 食]

フランスではアペリティフという日本にはちょっと無い習慣があります。


日本でアペリティフと言うと、単に食前酒といったイメージの方が強いと思いますが、フランスではコミュニケーションの一環として、たとえば日本のアフターファイブの集いに近い(かなぁ・・?)ものがこれに当たるかも知れません。


 

アペリティフは食前にお酒とアテを愉しみながら”会話”に花を咲かせる事が目的の、フランス人らしい交友の会です。

 

仕事仲間の飲み会などが無い代わりに、ちょっと気の置けないメンバーが夕方の食事前にアペリティフに招待し合うことはとても頻繁です。

そこで1~2時間、ワインやシャンパンを飲みながら、おつまみ(至って軽いもの)を前にひたすら喋ります。

殆どお喋りが目的ですのでとことん飲むわけではありませんが
アペリティフが終わると大抵皆おうちへ帰っていきます。

 

アペリティフはあくまでも食事会ではないんです。

 

 

気をつけないといけないのは
外国のお客様をアペリティフに招いた場合でも、このスタイルはあくまでも貫かれます。
じゃ、ついでにご飯も食べていく?
にならないようなんです。

お腹がすいても、食事が始まる事はありません。
(だってアペリティフだから。)


一番長いアペリティフは11時位まで続いたんですがこれは例外
招待したフランス人を除いて、全員がヨーロッパ以外の外国人だったからでしょう。
招待した方も、今更食事は作れないし、けれど誰もひもじいとも言わず延々と喋っていました。
当然ながら私は酔いとひもじさの勢いで帰宅後非常食のカップめんに手を出した事は言うまでまありません。
その後胸焼けに苦しみながら朝まで後悔をしたのも言うまでもありません。
(前にも書いたと思いますが、こちらで生活していると化学調味料に対する免疫がなくなりますのでジャンクなカップめんやスパイシーな焼肉のタレなどは刺激的過ぎて恋しくても触れられない夢の恋人状態になります。) 



シャンパーニュに来てからは
知り合い繋がりのアペリティフ率はぐんと上がりました。

 

大御所から招かれるアペリティフは、甘いシャンパンとメレンゲ菓子の組み合わせが多く、手土産に金平糖を持っていくとかなり受けます。
和菓子(砂糖菓子ですが)は綺麗で珍しいので面白がられます。

かきピーとか煎餅のような辛いお菓子や餡系のお菓子はあまり人気がないので、シンプルな砂糖菓子系の甘いものを選んで持っていくと喜ばれるようです。



日本のチョコレート菓子(キノコの山とかコアラのマーチみたいなキャラクター系のお菓子)はバカウケです。
そういえばポッキーはミカドと云う名前で売られていますね。


 

本当にフランス人は甘いものが大好きです。

 

 

今日は最近ブログで次々とアップされている友人のシャンパンの反響を伝えながら私もアペリティフでこれをイタダキ。

 

 

ここのドゥミセック(半甘口)も美味しいですよ。
以前プロモーションで日本に紹介したそうだけど、
日本人は辛口じゃないと飲まないと言われたそうな。(確かに)

 

そうそう、食事前に始めるアペリティフも、もちろんあります。

日常の夕食前のアペリティフ(食前酒)の場合
コップにラタフィアか甘めのリキュールが入るのですが、スナック菓子を食べながら少し話をして、そのまま夕食にってことになるのでコップはそのままワインを注がれることになります。

 

アペリティフ用に手土産シャンパンを持っていくと
そのシャンパンを飲み終わるまで夕食には突入できないので
(おもてなしの態度は見習わなければ・・)

食事の量を予想しながら空腹を調整する必要があります。

 

 

最初の頃
アペリティフのお菓子に手が行き過ぎたり、美味しさのあまり調子に乗ってつい飲みすぎて
メインに辿り着けないくらいお腹がいっぱいになったり

しかし、残せない状況なので意識がモウロウとするくらいデザートを詰め込む羽目になったおろかな私ですが

 

 


今でも同じことを繰り返している有様です。

 

 

 

 

経験から学ぼうよ・・・・。

 

 


nice!(9)  コメント(12) 

nice! 9

コメント 12

mio

ぜひ julliezさんの apéritif に、およばれしたいですね!
by mio (2006-11-25 23:04) 

julliez

mio sama
お待ちしております。^^
by julliez (2006-11-26 02:30) 

toraneko-tora

このブログを読ませてもらっていると、広い広~い意味のワイン通になれそう・・・・・・でも、のん兵衛にならないようにしないと・・・・・
by toraneko-tora (2006-11-26 09:07) 

アペリティフ、いいですねぇ。
わたし、夜の仕事なので...^^;
わたしも、julliezさんの アペリティフに呼んでいただきたいです^^
いいなぁ、こういうのって^^
by (2006-11-26 09:37) 

yk2

タイトル忘れちゃったけど、子どもが主役のフランス映画で「ミカドを買ってあげるから」って大人が子どもをなだめるシーンが在って、ポッキーはそんなにポピュラーなのか~って吃驚したことがあります。そんなに受けるなら、きのこの山、ビターを食べさせてあげたい(笑)。

それにしても、julliezさんがそんなにも美味しいと云う大将のロゼ。飲みたいなぁ~。僕はルネ・ジョリィのロゼだって心底美味しいと思ったのに。でもね、ヴァンサンくんのシャンパン、探してもちっとも見つからない(泣)。また来年もアペリティフの日に来日するのなら、会場で直売して欲しいくらいです。
by yk2 (2006-11-26 11:05) 

TaekoLovesParis

julliezさん、あはは~大笑い。
大きい文字で<今でも同じこと繰り返してる有様>  ←ワカリマスヨ~
空瓶の写真と、<経験から学ぼうよ・・・・。>  ← (うまいクロージング)

くつろぎモードの会話が聞こえてきそうな写真ですね。

友達と旅行中、☆☆☆レストランのギイ・サボワのディナーに自腹で
行った翌日の昼、パリ在の友達の親戚が「ごちそうします」と連れて行ってくれたのが同じ店。「ここはね~一流なんですよ。夜は高くて来れませんから
ランチだけでもご紹介しようと思って」昨日来たとは言えず、ワインの栓抜き
までおみやげにもらったと言えず、困ったのを思い出します。
コースの他にさらに何か注文して全部さらっと食べたので、「すごいですね~。普通、日本人のお客様はあまり召し上がらないんですよ。ありがとうございます。」ってマネージャー?がご挨拶にいらして栓抜きをもらったのです。

私もcdmせんせのロゼ、飲んでから死にたいです。←熱望の最上級表現なり
by TaekoLovesParis (2006-11-26 13:05) 

そうそう、欧州では結構アペリティフ的な時間を皆さん楽しんでいるようですね。
こちらがそれに合わせてつまんでいると、本番の夕食で既にお腹いっぱい、ということがよくあります。。
by (2006-11-27 02:48) 

めぎ

はじめまして。ブログへのご訪問ありがとうございました。
ワインの詳しいお話、少しずつ楽しませていただきますね。
by めぎ (2006-11-28 06:17) 

delphy

ルネジョリに、ドゥミセックのロゼがあるの?
いや〜 飲んでみたい。

で、ほぼ毎日アペリティフしてます?
by delphy (2006-11-29 23:25) 

c-d-m projet

taeko san
julliezくんの大将はヴァンサン君でございますよ~。

delphy san
ルネ・ジョリのロゼは画像に写っている通り、BRUT でございます。
ドゥミセックのセパージュはブラン・ド・ノワールです。
しかもオーダーメイドに近いですね。

ちょっと説明の言葉が足らないようなのでイエローカード出しておきます。

こう説明すると、よく彼らのインポーターさんでは?と勘違いされるのですが
c-d-m projet は一切関係ございませんのであしからず♪
by c-d-m projet (2006-11-29 23:49) 

julliez

みなさまご訪問とコメント&ナイスありがとうございます。

↑ちょっと説明不足でしたね~。
スミマセン^^;

微調整しておきました。
(これも繰り返すと思います、ハイ。)
by julliez (2006-11-30 15:13) 

シェリー

こんにちは~アペリティフ・・・日本にももっとそんな時間を楽しむ機会があればいいのにな。羨ましいなぁと拝見しました。
私もアペリティフ真似してやってみようかな?って日本じゃなかなか誰も参加してくれないかなぁ・・・私もjulliezさん感動のロゼ!飲んでみたいです。
by シェリー (2006-12-01 11:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Liqueur d'Expédition2006年の酸 ブログトップ

★★Warning★★
コチラのブログに掲載されている文章及び映像のweb公開は著作権を放棄したものではありません。
事前の許可なく無断複製、転載、転記、二次利用の一切を固くお断りします
Toute utilisation ou diffusion sans accord préalable des informations et
photos contenues dans ce blog est interdite.

copyright (c) 2006-2016  vendémiaire tous droits réservés.

L'abus d’alcool est dangereux pour la santé.
A consommer avec modération.

Click for Troyes, France Forecast



Locations of visitors to this page

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。