Les Vendangeres 2011

9月も終わりに近付き、気になりつつも放置放題の拙ブログ。

今年は何もかも前倒しで
少なくとも3週間以上は一足早い季節の到来で
葡萄畑も急成長のまま

収穫を迎えたのでした。

 

お陰で、予定も全て前倒しになったので
やっと小ブレイクが持てましたので、しら～っと更新します。

 

今年の天候は・・・

など、特に農作物の中でもワインの出来を左右する葡萄の状態を
日本からも心配して連絡がいつもよりも早い段階で入っていたりしました。

季節が前倒しで進んでいましたので、
葡萄畑だけではなく、小麦畑もそれはもう凄い勢いで成長して

アッという間に、（確か5月の終わり前）収穫されてしまうと言う
前代未聞な幕開けでした。

暑かったとは言え、
2003年のような酷暑ではなくて、単純に早く夏日が来て居座ったと言う感じで
やっぱりいつもより3週間以上早く、涼しい、そして肌寒い夏になってしまってました。

 

問題は収穫前の天候。

雨がけっこう多くて、収穫中も大変だったと。

 

去年は寒くて、手が悴む中の収穫だったけれど
今年は前半は少しお天気が崩れたくらいで、ピーカンで暑いくらいだと。

確かに私も経験がありますが
朝は10度以下でも、午後から一気に27度くらいまで上がります。

今年は汗をかきかき
みんな頑張っていました。

そして
毎年

ヴィンテージの良し悪しに関係なく

収穫隊はモクモクと、時には歌いながら、時には疲れた仲間を励ましながら
ただひたすらに葡萄を摘みます。

雨にも負けず、風にも負けず
暑さにも、日照りにも負けません。

手摘みだけで行うドメーヌの収穫は、（規模にも寄りますが）3週間ほど。
毎日、（日曜以外）朝から晩まで重労働です。

本当に、頭が下ります。

畑仕事の一年の集大成を彼らが請け負うわけですから
生産者と自然と、そして収穫隊の三位一体のお仕事なんですね。

 

そんな思いが
ふと、
彼らを追いかけていると込み上げて来て

 

一番目に見えない存在だけど
彼らも

私たちが今日抜栓するワインの一本の中のドラマの主人公だったりするのですね。

 

とっても感謝の気持ちで
楽しく飲もうと思うのでした。

 

今年は
ワイン造りの現場から、もう少しだけ先の「完成されたワイン」に携わる機会が多くて
珍しい経験をさせていただいています。
（地域密着度も更にパワーアップしました。）

もう少し時間が出来れば
またゆっくりと更新したいと思います。

 ソネブロが重くなければ･･･の話ですが（汗）