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最終更新日:12/10/2011
Germinal ~débourrement~ [régionale 地域]
激しい三寒四温で季節が動いていますが葡萄樹は着々と成長しています。
雲が無い日は快晴で春を思わせるやわらかい風が、冬の刺すような冷たさと違う事を感じられます。
しかし同じ一日でも、雲が現れるとひとたまりもなく気温が下がり
4月でも雪が降りました。
それでも、大地の命はちゃんと活動を開始していました。
去年の葡萄の積み残しの向こうにはタンポポが咲き乱れています。
きっとこの葡萄の実は秋に鳥が啄ばんでしまったのでしょう。
春一番で喉自慢を披露してくれるメルル(merle noir)が食べたのかな。
注:)メルル(クロウタドリ)はワイン用葡萄のメルロー(merlot)の語源になった鳥で、
葡萄畑で熟成したメルローをいち早く啄ばむ鳥だったからその名前が付けられたとか・・・。
メルローはボルドーの銘醸ワインを産み出す黒葡萄ですが、双璧のカベルネ・ソーヴィニォン(黒葡萄)に比べて早熟なのです。
鳥は本当に感心するくらい、完全に良い状態に果実が熟すまで食べません。
私たちが普通に食べても甘くて美味しいと感じる葡萄でも、手を出さず
収穫前にヴィニュロンが糖度を計り、理想の収穫を想定している糖度に丁度達した頃に彼等も狙ってやって来ます。
凄い本能ですね。
よくフランスのおじさんがメルルの鳴きまねのような感じで軽快に口笛を吹いていますが
それ位、真似したくなるほど気分が高揚するような美くしい鳴き声です。
欧州在住の方はみんなお好きなようですね。
メルルの画像はオランダ在住のInatimy さんのところで美しい風景写真と一緒に見られますのでどうぞ。
(と、丸投げ)
さて、
気になる葡萄畑の様子ですが去年と違って少しづつ、いつも通りの成長を続けてくれています。
コチラが3月~4月上旬の芽の様子。
そして、寒いが続きましたが今ではこんな感じ。
ウサギや鹿に狙われないように気をつけなくてはなりませんね。
さて、暫くまたお留守にしますので、通常この後約1ヶ月位でどう成長をするのか
今までの写真でお見せしましょう。
やわらかい赤ちゃん葉っぱが登場してきます。
霜にも注意しなければなりません。
今年はとても寒いので、北東ではこれから先春の遅霜の可能性は無いとは言い切れません。
だからゆっくり成長して欲しいものです。
クモさんがはっていますね。
朝露に光るクモの巣もとてもきれいです。
虫たちもどんどん活動開始します。
天麩羅にしてみたいけどワイン用の葡萄は恐れ多くて出来ませんが
(来年こそは食用葡萄で試してみたいと思っています。)
次は畑の成長過程を順を追ってどうぞ
(←現在)
(←もう少し先)
緑の若葉が葡萄樹に帰ってきます。
ここまで来たら成長は加速していきます。
(更に数日後)
一旦芽吹くと
こんな風に一斉に芽吹くまであっという間。
5月の始めにはシャンパーニュ地方ではこうなっていると思います。(多分)
そして6月が来る前にはこうなっているはず。(温暖化の昨今のお天気次第です)
葡萄の花が咲くのはこの先です。
今、葡萄畑では春を告げる黄色の花でイッパイ。
フランスでは春を告げる最初の花は黄色の花が多いです。
(フォルシチア、ミモザ・・・・水仙も黄色が主流・・・)
タンポポ、水仙、菜の花・・・。
そういえば畑の春の象徴の一つ、ミュスカルリも帰ってきました。
雲の切れ間の一瞬の日差しも、彼等は見逃さないようです。
春先の天候の変化は特に心配事が多くて、お天気も気になるところです。
これから毎日、
収穫の日が来るまで
気が休まる日が一日もないと言っても過言ではありません。
そして9月の収穫を迎えるまで
彼等の姿を見ない日はないでしょう。
これが畑のもっとも重要な季節の始まりでもあります。
そしてみるみる溌剌とした緑が一面に広がっていくのです。
今年も葡萄にとって素晴らしい年でありますように。
葡萄畑の向こうは、麦畑が広がります。
ではまた
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積み残しの葡萄が寂しげですが、
春は確実に近づいてきてますね(^^)
by たろう (2008-04-17 05:43)
なるほど、あの芽がこうなってああなって・・・予習させていただきました!
私は一ヶ月に一回くらいしか見に行けないから、きっとどれかが見られないでしょうねえ。
by めぎ (2008-04-17 06:02)
ふふ♪ 名前が出てきてビックリ。 リンクしてくださるなんて、とっても光栄です。
空に向かって手を伸ばす葡萄のつるが、素敵♪
若緑の葡萄の葉の向こうに、風になびく麦の金色の穂波も、きっと美しいでしょうね♪
私も葡萄の若芽や赤ちゃん葉っぱを天麩羅にしてみたい・・・。 岩塩をちょっとつけて、サクサクっと。
by Inatimy (2008-04-17 06:44)
フランスの冬の空は灰色で、小雨が降って、雪は降らなくても寒い期間が長い印象がありましたから、
春の訪れが待ち遠しかったですねえ。花が咲き始めると嬉しかったです(^^)
温暖化はワインにも影響するんでしょうか・・・。
by JF (2008-04-17 08:07)
いや~、フランスにもヒメオドリコソウがあるのですね^^
なんだか、嬉しくなってきました。
葡萄の芽。確かに天ぷらにしたら美味しそうです^^
コメント、気にしないでくださいね。
あれは、他の特別な人々へのメッセージですので。
by 真夏 (2008-04-17 09:07)
お邪魔致します。
ゆっくりと葡萄の芽が育っていくのを見ると、
待ちに待った春の穏やかな光に、何だか心が穏やかになりそうですね。
でも遅霜…、人間にとって厳しい気象というものは、当然葡萄にとっても同じことなのですよね。
どうぞ御自愛しつつ、葡萄の健やかな生育の様子、お伝え戴ければ幸いです。
by stickman (2008-04-17 09:58)
葡萄の若葉は、きれいですね!
by Krause (2008-04-17 10:44)
メルルはこだわりの甘党さんかな。
のどには甘いものがやさしいからなんて。
美声の鳥の声を聞くのは楽しみの一つです。
by いっぷく (2008-04-17 11:33)
こんばんは^^
メルルのお話、すごくためになりました!ありがとうございます^^
そちらもちょっとづつ春の装いですね^^
ヒメオドリコソウもブドウ畑で咲いているのですね^^
パッと開いたブドウの新しい葉っぱの写真を拝見して、何だかソムリエのバッチを思い浮かべてしまいました^^
こういう本物の葉っぱをソムリエの方が襟元に付けるのもかわいいかも^^
・・・って私だけですね^^;
by Ballacki (2008-04-17 23:56)
葡萄楽しみですね^^
本物の西洋タンポポですね!
by ハイマン (2008-04-17 23:56)
どの写真を見ても春という感じがいっぱいですね。
お花の色がきれいです。
ぶどうの葉っぱ、うぶ毛が見えるようなか弱い赤ちゃん葉っぱもすぐ大きくなってしまうから、こういう写真が
撮れるのは現地にいるjulliezさんならでは、ですね。
by TaekoLovesParis (2008-04-18 00:15)
本場だ!
本場だ♪
本物だ♡
とドキドキ
ワクワク読みました。
うちのおちびちゃんたちも
大切に育てなくっちゃ♡
by てんとうむし (2008-04-18 00:48)
先週末アルザスに行ってきたのですが、ストラスブール近郊のぶどう畑がまさにこんな感じでした。こういう枝だけの凛とした静かな佇まいも嫌いじゃないです。今年は花が見られたらいいなぁ…。
by aia (2008-04-18 08:49)
今年の天候が良いことを心から祈っています。
文字通り天に任せるしかないというのは厳しいことですね。
by トムヤム (2008-04-18 09:49)
メルルの鳴き声を聴いてみたいです!
by hikarian (2008-04-19 20:56)
自然というか季節の移り変わりってすごいですね~
by rino (2008-04-20 14:27)
初めまして!
葡萄の樹の成長過程を見ることが出来てとっても嬉しいです(*^^)v
ドキドキしちゃいました。赤ちゃん葉っぱ、可愛いですね~!
愛情かけて育てられているのですね。
どんなワインが生まれるのでしょうか・・・飲んでみたいです~(*^_^*)
by chercher (2008-04-22 21:05)
メルローって変わった名前だなと思っていたら
メルルちゃんなんてかわいらしいトリさんからきていたのですね☆
こちらもブドウはあちらこちらで見る事ができるのに
実際に目にするのはこちらの写真で見るごくごく一部です
でも同じ空間にこういう時間の流れもあるんだなと思うとなんだか豊かな気分になります
by mompeli (2008-04-26 00:10)
うちの近所にもブドウ畑が広がってます。が、道路からは遠いんですよね。
双眼鏡で観察する訳にはいかないので、遠くから、想像して楽しむこととしますね。
いつか、地元のワインを探してみたいなぁ。
by どらっち (2008-04-26 07:10)
これから忙しくなるかと思いますが、
ぶどうの成長、楽しみですね^^
自然の息吹って、神聖さすら感じちゃいます。
by こぼぱん (2008-05-03 22:13)