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最終更新日:12/10/2011
教会とミサを巡る不思議 [Saint Patron 守護聖人]
更新がノロノロしています。
書きたい事は色々あるのですが・・・・
まずは時事ネタを少し・・・。
世界遺産登録申請をしてサンテミリオンの向こうを張ったいたシャンパーニュですが、今度はボルドー市ごと認定されましたね。
サンテミリオンに続いて、ボルドー恐るべし。
都市景観で認定された世界遺産としては最大らしいです。
(ちなみにランスの大聖堂などは認定済です)
本日は、予定していた記事の更新は止めて、ちょっと気分転換で、こんな画像を集めてみました。
最近お疲れ気味の方々も、ホッとできるといいかも・・。
notre dame de vigne
私が毎度お世話になっている葡萄畑の女神さまです。
今日も美しく丘の上で葡萄畑を見守ってくれています。
初めて彼女と出逢った時から、傍で見つめるだけで、一番心が落ち着く、私の大切な存在です。
どんなに遠く離れても、彼女がそこにいる限り、私はまた戻るのです。
それからランスにいる時はコチラ。
戴冠式で有名な大聖堂の、あのお方・・・。
日本のキャンドルナイトには参加できませんでしたが、
ランス滞在時は、この方のところで毎朝キャンドルの光で祈りを捧げます。
朝早いと、観光客が少なくて、落ち着くんですよ。(賛美歌もナマで聞けます。)
それは鳥肌が立つほど幻想的な響きが石の大聖堂中に反響します。
厳かな雰囲気は朝の一瞬にしかありません。(自分調べ→確実です)
残念ながら、それ以降は観光地での見せる為の大聖堂の顔モードに入ります。
何と言うか、観光客がいるから、だけでなく、建物自体がスイッチを変えるかのように、光の入る位置が変わると、そこに浮かび上がる大聖堂の中は、ある意味眠りに入るかのように、その強烈なまでの厳格さを隠すのです。
建物に意思があるとしたら、大聖堂は多分それを持っています。
ある季節のある時間以降は、信者や司祭など、自分のかつての本業の相手は来ない事を知っているかのようです。
戴冠式もなくなり、王政もなくなり、戦争も終わり、
壊滅的打撃から復興した大聖堂は何を思うのでしょう。
(ランスの大聖堂については、そうとう長くなるのでソロリサイタルにて登場して頂きましょう。)
私は信仰心はありませんが、その希薄さからでしょうか、
観光であろうが、偶然通りすがりであろうが、9割くらいの確立で
行くと必ずと言っていいほどミサの時に遭遇します。
「キャンドルナイト勝手に個人参加」も兼ねて、アルザスの大聖堂にふらりと入ったときの事です。
観光客もいましたが
みんな何故か急に浮かれた顔から厳粛な雰囲気で、入り口の扉に下ってしまっています。
だから入り口だけが混雑しているのですが、
あつかましく中に進むと、入り口の混雑からは想像も付かない空気の流れが、まったく違う別世界を作っていました。
祭壇上には、司祭のような感じの方が何かを語り始めています。
ため息一つついても反響して響き渡りそうな静寂のなかで、司祭の声だけが低く、穏やかに、そしてはっきりと一番遠くの私にも振動のように伝わってきます。
アルザスで教会に入ると今のところ100%の確立でミサが行われています。
教会内部の探索はあまり出来ないのでザンネンですが、司祭のミサは宗教を超えて面白い影響力を表す事があります。
司教とかの位が高いとそれはテキメンです。
何が起こったのかわからないのですが、ミサの後は不調を極めている体調が
一皮剥けてまるで生まれ変わったみたいにスッキリとしたりします。
体の中に風が吹き抜けるような、そして何かが体から追い出される感じで、魂ごと軽くなるような気がします。
信仰心の薄い私でさえそう感じるのですから、そうとうな不思議です。
ちなみにスピリチュアルな話は、どうでもいいですが
自然を相手にする仕事のチームの一人としては、自然界の目に見えないことも信じられます。
アルザスのマリア像やキリスト像は金箔仕立てっぽい木製の像をよく見ます。
教会自体も石より木の方をより使用しているところもまた地方性があって面白いところです。
長い夏休みはコチラの方達に相手をしてもらいます。
コニャックのピエタ像とでもいいましょうか。
見る者に色んな解釈を与えるこの像は、美しいだけではありません。
初めて見たときは、1時間くらいこの前にいました。
蝋燭がゆれて、まるで生きているかのように私の目の前にいました。
コニャックのこの教会は、街の真ん中にありながら
一度入ると、過去にタイムスリップしたかのように静かに時間が止まっているようです。
これを癒しの空間と言うのかどうかは分かりませんが
私は、励ましの空間と呼んでいます。
★★Warning★★
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偶然入るとミサにあたる……というのは、何かがあるのでしょうね。めったに教会には入らないとはいえ、私は一度もないもの……。ゴシックの教会の、基本的に同じ構図の中で、教会ごとに異なる力と想念を……教会が有名であるなしとは全く関係のないのは間違いなく……魂の呼応を感じる時……よほど強くないと私は呼応しようとはしないみたいで……鈍なのでしょうね。
by foretーbourgogne (2007-07-11 05:46)
信仰熱心じゃないですが、私も訪れる地に教会や大聖堂があるなら、必ず立ち寄っています。
それは、とても落ち着くから。 観光客がいても、1対1であることを感じられます。
スペインにいた頃は、昼間の40℃から助け出してくれる避暑地でもありました。 今住んでるところの教会の扉は、たいていいつも閉まっていて中に入りづらく、ちょっと残念です。
by Inatimy (2007-07-11 05:52)
私も教会があると、時間が許せば立ち寄ります。
気持ちが落ち着きます。日本で訪れた社寺仏閣より何倍も多いかもしれない。
つかの間の心と体の休息場所のようになっています。
by いっぷく (2007-07-11 06:09)
疲れたときや、なにか悩んでいるとき、ぼんやりしたいとき、教会に座っています。私はもともと神社に行くのが好きでしたが、その代わりに教会に行っているのかもしれません。自分と向き合う時間が持てる感じがします。
by めぎ (2007-07-11 06:34)
私のライフワークともいえる作家がランス育ちなもので、ランス&エペルネーは私の聖地です。ランスの大聖堂、いいですよね。ランスには2泊しかしたことがありませんが、何度も何度も行ってしまいました。
by aia (2007-07-11 07:20)
朝はいいですね♪
励ましの空間…いい言葉ですね。
なんか「癒し」って言葉、あまり好きではないので(笑
そういえば、「癒し、癒しは、いやらしい」って誰か言ってました(爆)
by ISO (2007-07-11 07:32)
きっと教会と相性がいいのでしょうね。
きっと神社の境内で感じるものと一緒なのかもしれない。
きっとそこには、julliezさんだけの神様がいるんですよ。
by どらっち (2007-07-11 08:06)
教会って殆んど縁がありません。
神社やお寺とは、また違った感じですね。
圧倒される存在感がたまりませんね。
by (2007-07-11 09:34)
私、ヨーロッパの建物の中に入った時の空気忘れられないんですよ。
日本とまるで違う空気だった。教会や古いお城には何かあるんでしょうかね・・・
jullezさんのいうところの「建物の意志」ってわかる気がします。
でも、一度だけ日本でベルギー大使館にお邪魔したときに同じニオイがしたんです。
教会の内部、どれも素敵ですね・・・特に4番目の写真に釘付けになりました。
by nicolas (2007-07-11 11:44)
葡萄畑の女神さま、頼れる存在なのですね、
大聖堂の教会、旅行の時立ち寄ったことが有りましたが
やはり、神秘的な所ですね、建て物の大きさ
室内から見たステンドガラスの輝きじっと見ている
だけで、特別な気分にさせられますね。
by wakatate (2007-07-11 14:18)
みなさま、コメントをいつもありがとうございます。
★Otsu sama
行き当たりばったりのわりに結構確率高いですね。
日曜は当たり前ですが、これが平日ともなると我ながら信仰心の薄さをお詫びしなければ・・・?
教会の大きさも絢爛さも関係なく、祈りのこもった石には知性があると私も感じましたよ・・・。
★Inatimy sama
そうそう、もう、これほど使える避暑地はありませんね。
日中は暑さに負けるとすぐ教会へ・・が合言葉ですね。
★いっぷくさま
日本の神社仏閣にも通じる所が大いにありますよね。
ただ椅子に座って無心になれる時間は大切な気がします。
★めぎさま
そういえば、日本に来る度に、ある仏像に祈りに行きたがる妙に落ち着いた仏蘭西人がいます。
別に日本フリークだから・・と云う訳ではなく、異国で自分と向き合う穏やかな時間が欲しいからみたいです。
教会よりも日本の情緒に馴染んでいるところがいいみたいです。
★aia sama
ライフワークの作家の聖地ですか!
どなただろう・・(スンマセン、勉強不足です)
TGVのお陰でパリから益々近くなったから週末に気軽に遊びに来られそうですね。
(こちらは逆に挙ってパリに繰り出す人が多いですけど)
★ISO sama
わたしもそう、今時の癒しってコトバは軽薄で嫌悪感が湧きます。
癒し、卑しい、イヤらしいって言う方も発見しましたよ。
癒しと言う言葉が泣いていそうです(>ω<、)
私は「いわしたろか~」と云うくらいの元気な人の方が好きですねぇ。
★どらっちさま
日本人は八百万に神様を感じる事ができるステキなアンテナのある民族だと思います。
神社仏閣が無い分、こちらの寺院でガス抜きして元気を戴くなんてありがたや~です。
お礼に蝋燭をイッパイたてて帰ります。
★シンナツさま
神社やお寺はやっぱり凄い存在感があって、呼吸する祈りみたいなモノを感じます。
シンナツさんのお寺シリーズも大好きです。(・ω・)b♪
★にこちゃん
うん、うん、分かります。
石の建物には祈りや思いが蓄積される感じがします。
木の持つ意思とまた違った感じですね。
★wakatake sama
教会の中は本当に面白いですね。
いつ行っても発見があるんですよ。
洋の東西を問わず、こういう建物を作る発想が凄いと思います。
by julliez (2007-07-11 17:09)
日本の教会とはスケールが違いますね!(゚▽゚*)
神聖な雰囲気が伝わってきます・・・。
by (2007-07-11 19:09)
神聖な建物は、理由があってその場所に建てられたのだろうなぁ・・・という「場」のもつ力(それを「気」というのかな)のようなものが感じられますね。
by noriko (2007-07-11 22:35)
教会の風が吹いてきそうな、涼しい写真です。
私は、教会は日本の墓地に似た霊的なものを感じてしまいます。ジメジメしているからでしょうかね。。深夜に一人ではいけません。
by (2007-07-12 16:05)
写真からでも、雰囲気がすごく伝わってきました。一瞬にして、癒されました。NYにも歩いていると結構教会があり、ふと立ち寄ります。入った瞬間に感じるあの空気がどんなに疲れている時でも一瞬にして癒されます。本当に教会の力は不思議です。
by newyork (2007-07-12 23:33)
仕事柄でしょうか、重機もなかったころに、これほどまでの建造物を作ったことに驚きます。
信仰心に裏づけされた先人の努力にはただただ頭の下がる思いです。
by crow (2007-07-13 10:56)
第一次大戦でドイツ軍に木っ端微塵にやられて焼尽と化したランス。
それでもカテドラルは聖母のお加護か中世の面影を残して
います。すばらしい町です。
by yoku (2007-07-13 15:20)
julliezさまの癒しの空間素敵ですね!アルザスの教会の天井のアーチがとても綺麗です!!!
この雰囲気に吸い込まれそうな感じがしました!!心が落ち着く空間ですね!
by ブルーメン (2007-07-14 05:29)
julliezさんこんにちは!!お久しぶりです
お元気でしたか?
最近私は涙もろく教会の画像で涙が流れてしまいました
最近の私はこうなんです
強くなりたいです
by yoocomint (2007-07-14 20:15)
「教会は励ましの空間」といった表現は、ぴったりだと思います。
私も、ミラノに居た頃、色々悩んだり、平静を求めに教会に行きました。
何だか、落ち着くんですよね。
宗教心が、強くなくても、歓迎してくれる教会の荘厳さが、包んでくれるような気がします。
西洋で、訪れた街の教会巡りも、醍醐味ですよね。
by (2007-07-14 21:58)
☆たろうさま
アイコン渋いですね♪
神聖な気分で飲んでいます?
☆てんとうむしさま
選ばれる場所は、理由がある。
ナットクデス(。・ω・。)ノ♡
☆Ikesan sama
ジメジメ系とスカッと系がありますよ。
でも風の出入りがなくてこもってますからね~。^^;
☆newyork sama
私もNYでよく教会に行きました。
ゴスペルも好きです。
コチラにはありませんが・・・(´-ω-`;)ゞ
☆crow sama
その代わり、200年くらいかけて造られていたりしますから、歴史の長さも何のその・・です。
先人の方が我々よりも叡智が深かったのでしょうか
☆yoku sama
仰るとおりですね、ランスの街の大復興は日本の戦後の復興にも似た活力を感じます。
どちらの時代もまだ生まれていませんが。。(´ω`*)
☆satoe sama
アルザスの様式とまた違うランスですが、どちらもドイツにえらい目に合わされて、歴史を巡る色々を考えさせられる事が多いです。
☆yoocomint sama
久しぶりのご登場!
元気じゃないのは大変!!
泣いてもいいよぅ、強くなくてもいいよ(´;ω;`)
心が軽くなるように祈ってますね。
☆りんりんさま
西洋の寛容さってこういうところにあるような気がしますね。
身近にある安らぎを感じられるのは幸せですね。
と、ここまで書いてやはり自分の信仰心の薄さを少し反省・・・(´ω`*)
by julliez (2007-07-15 05:36)