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いつもお構いできなくて、スミマセン。
最終更新日:12/10/2011
葡萄いろいろ [raisin 葡萄あれこれ]
収穫後のプレスの模様、今昔スタイルをお伝えしましたが
その後の仕事をお届けする予定でしたが、よく考えると去年から全くまとめられていないので(スミマセン、ズボラなんです)
その前に、思いつくまま、ちょっと色々を・・・。
プレスした後の葡萄にはどこからとも無くこんなにカワイイ食いしん坊が飛んできます。
収穫した葡萄の箱に畑からくっ付いてきているのでしょう。
葡萄そのものより、プレスされたジューシーな葡萄の方が人気ありますね。
(ちなみにコチラの葡萄はうちの大将のカーブでプレスされたモングーのシャルドネです。)
葡萄畑は一年で一番忙しいのですが
普段トラクターがチラホラ程度の畑にこの時期は人と車と大騒ぎです。
収穫隊は大きなバンやトラックで一斉に移動します。
そして収穫した葡萄をまとめてカーブへ運ぶバンと、バンまでの輸送用のトラクターが畑に横付けされます。
今年は腐敗果が多かったので、熟練した収穫者はこのように葡萄を摘む段階で取り除きつつ
健全な葡萄をバケツに摘みいれます。
ちなみに、シャンパーニュでは葡萄はこのように手摘みで収穫することが法律で義務付けられています。
たまにこれを知らない酒屋さんがネットとかで手摘みを強調して売っておられますが
手摘をしない生産者のシャンパンは有り得ませんし、もし機械で摘んだりしたらコントローレに捕まります。
(モチロン、シャンパンと名乗ることすら許されません。)
朝、収穫隊を待つ畑はこのように裏返された箱が目印になっています。
ここはJB(ジャニソン・バラドン)の畑でした。
腰に来ます。要注意です。
さて、葡萄の大きさですが
ワイン用の葡萄はとても小粒なんですよ。
いつもアップで紹介すると、日本の食用葡萄をイメージされそうなので
こんな感じで撮ってみました。
ピノ・ノワールです。
果汁は白いのがお分かりいただけますか?
果汁が白いから、シャンパンを造っても基本的に赤いシャンパンにはならないのです。
シャルドネです。
果汁はやっぱり白いですね。
両方に共通しているのは食用葡萄より皮が厚いこと。
これがカベルネ・ソーヴィニォンやメルローなどのボルドーの品種になると皮はもっと厚くなり、葡萄は更に小振りになります。
メルローです。
理由は、タンニンと深い赤色がボルドーワインの最も重要な核だからです。
若い時は渋いワインなのですが、時間と共に熟成して角がとれ、ボルドーは芳醇で美しい色調の煉瓦色をしたワインになります。
最近は若いうちに飲むのがグローバルスタンダードのようですが、やっぱり勿体無いと思います。
ワインは渋くて苦いだけの飲み物ではありません。
時と共に魅力を増し、ついには感動すら与える飲み物になります。
若いワインは口の中で、喉越しでインパクトを与えるかも知れませんが
残念ながら天国へは誘ってくれません。
一瞬のインパクトの強さだけで印象付けるワインの事を
娼婦のワインといいます。
一口目のアタックだけが強烈で魅惑的に見えるけれど浸れるような長い余韻が無いワインを指すようです。
さて、ではシャンパンのロゼはどうしてピンクなの?
これは去年記事にしているので良かったらご覧下さい。
シャンパンではぶどうを収穫すると
1.プレスして白い果汁を確保することと
2.ロゼシャンパン用に赤ワインを造る工程
の二通りを行います。
選果をするのはそのためなんですね。
ではシャンパンがどのように造られていくのか
次回からゆっくりとご紹介しますね。
ワインがどのように出来るかも含めて、説明できればいいなと思います。
ではまた!
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いやあ、ヤバイヤバイ、飲みたいぞ~....(笑)
今日はまた200枚ほど写真を撮ってきて疲労困憊です。
こんな時は冷たいシャンパンで喉を潤したら死んでも良いなあ..
上質のシャルドネを久しぶりにやってみますか?
by marcy (2007-09-19 17:24)
天国に誘ってくれるようなワインが飲みたいです^^
ボルドーで買ってきた20年物のワイン、何かイベントがあるまでと取ってましたが、そろそろ飲もうかなぁ~
by miffy (2007-09-19 19:53)
ボクもてんとう虫のように吸い寄せられそうです(^^)v
by (2007-09-19 20:28)
てんとう虫がいい味だしてます^^
by ハイマン (2007-09-19 22:28)
いまだに、すごくおいしい赤ワインに出会ったことがなく・・・
(一度出会ったんですけど、市販されてないものだったので)、
いつもワイン屋さんで、う~ん・・・と迷ってしまいます。
棚に書かれた味の表現は難しくて、飲んでみないと、
なかなか、ピンときませんね。
by Inatimy (2007-09-19 22:35)
おいしい葡萄食べてるせい?
てんとうむしがツヤツヤですね。
by Wino (2007-09-19 22:48)
その渋さが、かなーりスキです。
by (2007-09-20 00:29)
友人のガレージワイナリー、面白がってホワイトメルロとか作ってますが・・・かなりピンク色です。ホワイトジンファンデールもピンク色になりますから、ピノ・ノワールの果汁に果皮の色が移らないのは以前から不思議だなあと思ってます。
あ、テントウムシは他の虫を捕食するのが普通なので、圧搾後の葡萄に寄ってくるのは面白いです。
葡萄ジュースはテントウムシにも「おやつ」なんですかね。(笑)
by koba-sf (2007-09-20 01:36)
みなさまナイス&コメントありがとうございます。
★marcy sama
冷たいシャンパン飲んでください♪
そのときはコチラの事も思い出してくださいね。
★miffy sama
思い立ったが吉日ですよ。
だってピークが来ているかも知れませんものね。
まだまだ若々しいか、素敵な飲み頃か、はたまたちょっと老化しちゃったか、
楽しみは尽きませんね。
★たろうさま
吸い寄せられてください♪
★ハイマンさま
甘くて素敵な香りがカーブ中に広がるんですよ♪
★Inatimy sama
味の表現は人によってもそれぞれ感じ方が違うので迷いますね。
白ワインと甘口系がお好きでしたよね。
ムリに赤ワインで冒険しなくても、白を極めるのも素敵ですよ。
アルザスの白は魔法のようなワインですし、お勧めです。
同じ葡萄でも甘口から辛口まで、完成度が高いものは下手な赤ワインを負かすくらいフルボディです。
★Wino sama
ほんとうだ、ピカピカしてますね。d(ゝc_,・*)☆
★tumnami sama
をを、大人の味覚♪
ワインはいぶし銀がいいですね。
★Koba sama
ホワイトメルロはフランスでも造っている人いますよ。
但し、果皮が厚いので、色は若干つきますね。
これは醸造過程でコントロールが出来るようですが(詳しい内容はまた今度お会いしたときに)
ピノ・ノワールやピノ・ムニエは果皮が薄いので、ピンク色のゲヴュルツトラミネールしかり、色が付きにくいのです。(プレスごときで色が移ったところで醸造で勝手に消えて行きます。)
テントウムシは葡萄畑の番人ですが、果汁も好きみたいですね。
主食だったら困りますが・・・。▼ω▼
by julliez (2007-09-20 03:17)
なんだか無性にワイン畑を散歩したくなってきました・・・どうしよう・・・
by めぎ (2007-09-20 05:22)
ワインの味は奥が深いですね。
いまだに良く分かりませんが、渋くて苦いのは苦手です^^;
by ミカチ (2007-09-20 06:53)
ワインって、やっぱり、深いんだわぁ。今日は、ワイン飲もっと。
by どらっち (2007-09-20 06:58)
すべて手摘みなのですか。
かなりの重労働ですね。 腰、やばいですね^^;
by (2007-09-20 07:50)
そのてんとうむしちゃんになりたいぃー
まだその段階なら酔っ払うことないよね?
「大将」って呼び方がツボでした~
「番長」とか「番頭さん」って言い方も私語になりつつありますね・・・
シャンパン開けるお祝い事が欲しい今日このごろ。。。です。
by nicolas (2007-09-20 13:38)
ワインの生産者は大変な苦労して作られているのですね、
田舎では、自家用のワインを作っていますが、
誰でも飲みやすいように、甘口に作られています。
by wakatate (2007-09-20 16:25)
★めぎさま
これからの季節、葡萄畑が紅葉するから、とてもキレイですよ。
ドイツ辺りじゃ朝は霧が出るでしょうから幻想的ですよ。
★ミカチさま
渋くないワインを楽しむのを素人扱いする人がいたら、逆に笑ってやりましょう。
美味しければいいのです。
楽しくなくてはワインじゃありませんもの。
ほら、自棄ワインや自棄シャンパンって聞かないでしょ♪
★どらっちさま
ワイン飲んで今日はリラックスしてください!
★シンナツさま
そうそう、腰、やばいです。
私も収穫手伝って腰を痛めました。
本当にキツイ労働です。
★にこちゃん
飛んできてくださいな。
この段階なら甘い香りにウットリ酔えるかも。
大将、受けましたか?
番町も、番頭さんも、頭も、リーダーもイッパイいますよ(。・ω・。)ノ♡
死語復活ですかね。
★wakatake sama
甘口は本当に奥が深い飲み物ですね。
今のように人口甘味料や砂糖が当たり前に手に入らなかった時代は、甘口ワインは王様の特権的飲み物だったのですから・・・。
自家用ワインを飲んでみたいです。
by julliez (2007-09-20 17:01)
葡萄の先から出た透明な甘い汁を、このあとチュッて吸ったでしょ!!
いぢわるぅ〜
by delphy (2007-09-20 18:16)
まだブドウの状態でも、ピノ・ノワールなどどいう美味しい名前を聞くと、急にワインが飲みたくなってきます。そういえば、山梨も今頃はブドウの時季ですね。
by krause (2007-09-20 19:27)
カワイイ食いしん坊^^かわいいね
僕なら、仕事をしながらお腹いっぱいになりそうです^^
by RangerMaeda (2007-09-20 21:22)
黒い色のぶどうだと、つい、巨峰のようなのを想像してしまうけど、小さいんですね。
ボルドーの方が皮が厚いから、渋み、なるほどねー。
若いワインはボルドーじゃなくて、ブルゴーニュを選ぶことにします。
by TaekoLovesParis (2007-09-21 08:08)
★delphy sama
葡萄ごと食べちゃいますよ。うふふふ。
★Krause sama
日本のワインも美味しいですね。
甲州は仏蘭西人も注目しているようです。
ただし、彼らの経験値が某大手のだけっていうのが残念です。
(正直、ちょっと馬鹿にされてるのです。)
★Ranger さま
隊長の目線で葡萄を撮ったら、もっと素敵な映像になると思います。
ポップで美味しそうな葡萄とミツバチとテントウムシ・・・・。
いつかお願いします。
★taeko sama
あはは
やはりねえさまには品格と血筋の正しいグランヴァンかシャンパンがお似合いと思います。
若くて楽しいワインならこれからの時期こそアルザスがおススメです。
日本ではまだまだ過小評価ですが、実は今一番狙い目は価格と品質でダントツのアルザスです。
でもちゃんと選ばなきゃダメですよ。
by julliez (2007-09-21 15:47)
ぶどうの粒一粒からとれる果汁はちびっとなんでしょうね。
でもそれが集まって技術と時間をかけることで魔法の液体にかわっちゃう。すごいものです。
てんとうむし シアワセそうだわ~ああウラヤマシイ☆
by (2007-09-21 16:44)
つやつやテントウムシがカワイイですね。おいしいんだろうなぁ。
by (2007-09-24 12:33)