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最終更新日:12/10/2011
ブルギニォンの謎 [bourgogne 地方]
久々に、お散歩しましょう。
今日は働くヴィニュロン特集です。
(ヴィニュロン=葡萄栽培者兼醸造家というような意味です)
と言っても、収穫が終わると彼らは蔵で醸造に集中するので、暫く畑はまた寂しくなります。
しかし、醸造がある程度落ち着くと、来年に向けて彼らは土を返したり、
まぁ色々畑のお手当てにも忙しくなります。
今年のように雨が多くて葡萄の木の健康状態が心配された年は、なおのこと、アフターケアが大切です。
それとは別にまた問題もあったりしてブルゴーニュも大変なようですが
今日は収穫前に彼らが自分の畑の葡萄をチェックしてる状態の模様をお届けします。
これは、それぞれ彼らが自分の収穫日を(ほぼ)決定というか判断する大切な時です。
様々な表情が見ていただけると思います。
決定するまでは、ほぼ毎朝、糖度をチェックしつつ、葡萄の状況を確認します。
糖度計で確認したり、自分の舌で確認したり、色々です。
収穫前の一番大きな心配は、雨です。
雨は収穫予定を大きく左右させます。
天気予報でヴィニュロンは神経質になり、緊張感が走ります。
ここまで来て最良の収穫が出来なくなったりしたら、一年の苦労がパーですからね・・・。
何だか女性が多いですね。
子連れのパパも娘のアイドルです。
彼女達は母親のように葡萄を見つめます。
彼らは葡萄を恋人のように見つめます。
葡萄を育て、ワインを造る事を、よく子育てに例えます。
すべての畑の葡萄は、それぞれに個性があり、
気難しい子、手のかからない子、心配させる子、ドキドキハラハラ。
家族よりも誰よりも長い時間を共にしているのですから・・・。
おじさんは、畑にいても電話に追いかけられます。
収穫時期になると、外国からの訪問者も増えます。
モチロン、とっても忙しいので、彼らが対応出来るのはジャーナリストとバイヤー。
よく、愛好家の方からこの時期に蔵元を訪問したいと相談されますが、
残念ながら電話にも出られないくらい忙しいのです。
収穫前にこうしてたった一人で畑に立って、葡萄を見つめて歩いているヴィニュロンを見かけることがありますが
彼らは自分と対話したり、心を落ち着けに葡萄畑にいる時もあるのです。
こうして葡萄を見つめながら、自分の心を落ち着けに来たり
これからすぐ先に待ち構える、一年に一度の大仕事の醸造を控えて
思いを馳せたりしています。
そして時には判断を確かめ合ったり・・。
雑談したり・・・(そのほうが多いでしょうねぇ)
ところで
今日のタイトルは、ブルギニォンの謎です。
私はいつもあれこれ不思議に思うタチなのですが
特にブルゴーニュのおじさんたちの秋から冬にかけてのファッションの不思議は、謎です。
と云うのも、おじさんの多くは秋になる頃、それはもう、ツッコミどころ満載の格好をして畑で、カーブで仕事をします。
確かに気温がグーーーっと下がりますので、北東は寒さがこたえる様になります。
でもね、
見ての通り、おっちゃんたちは夢中でアツく語り始めます。
が、
「すんませんけど、ちょっと待ってください。」
と、ツッコミたくなる、寒暖の入り乱れたファッションです。
上着はセーターにフリースまで着込んでいるのに
素足にサンダルって、
どーなん?
しかも短パンで・・・。
これに気が付いて以来、常に、葡萄の出来を語る説明よりも、そっちが気になります。
寒いの?
暑いの?
どっち?
・・・・・そういえば
ブルゴーニュで合宿をしていた頃
仏蘭西人は日本人より普段の体温が高いんだろうなぁ・・・・と思ったことがあります。
近所のおっちゃんの話ですが
春先から収穫時期まで、常にパンイチでサンダルでした。
しかも、惚れ惚れするほどナイスバデー。
彼は、皆がセーター着るころに、やっとTシャツを着る程度なんですが
やっぱ短パン。
近所のオバちゃんたちは喜んでいたと思いますけど
寒くないの?
アルザスにも、シャンパンにも、そんなおっちゃんは(滅多に)いません。
こんな要らぬ ツッコミ 心配ばかりする私です。
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オランダのファッションも不思議です。 たとえば、重ね着。
長袖の襟のあるシャツの上に、Tシャツ。
長袖Tシャツの上に、半袖のポロシャツ。
色も、派手で、紫&黄色、オレンジ&セルリアンブルー、黄緑&ピンク。
いつか、完全に、これに慣れてしまう日がくるのかも、と思うと怖いです・・・。
julliez さんも、やがて、短パンにフリース・・・?
by Inatimy (2007-09-28 06:16)
★Inatimy sama
どうしよう、まだサンダルです・・・。
by julliez (2007-09-28 06:26)
わたしも危ないファッションセンスかも^^;
ただ、着るものはママさんが用意してくれるので、今は正常です^^
by (2007-09-28 10:14)
見れば見るほど景色と空気感が北海道と同じだなあ...
お腹に脂肪がたっぷり付いていて暖かそうなのに
守るのは逆なんですねえ....
by atelier-northern-photo (2007-09-28 10:56)
ヨーロッパの人って季節に関係なく自分の好きな格好をしているような気がするのは私だけでしょうか^^;
真夏でもセーター着てたり、反対に冬でも素足だったりと・・・
by miffy (2007-09-28 11:31)
そうなんですね 美味しいワインを作るのには ブドウからですよね
考えてみれば当たり前のことなんだけど・・・・・・ですね
by toraneko-tora (2007-09-28 13:52)
爆笑、爆笑、そして爆笑……しながら読ませていただきました。ちなみに気温10度でもTシャツで大丈夫です。(でも、男だけかな)。日本人の私も村で(ブルゴーニュのグランクリュ街道からは尾根3つ~5北の地域でしたが/多分写真の人々が暮らしているあたりから)Tシャツで庭仕事をしていたら、村のマダムに「寒くないの」と言われましたから……多分、男は気分が「熱くなると平気だけど」女性は冷静なのだと思います。
ああ、世界のマヌケな男たち……の話ですね。
by foretーbourgogne (2007-09-28 21:43)
本当に寒くないんでしょうか??
こっちにも信号待ちとかしている時に周りを見回すと
ダウン着ている人=真冬の格好
Tシャツ1枚の人=真夏の格好 ということはありますが
1人で真冬と真夏の格好が混在している人は
見たことないです・・・・。
by Ducca (2007-09-28 21:46)
みなさんが、葡萄を手にして、見つめる瞳・・・
まさに、愛情たっぷりで家族を見守る姿ですね^^。
おじ様方のファッションレポート面白~い。
こういうの大好きっ♪
冷えるから、靴下は履かせてあげたいな。
今、日本で流行りの5本指ソックスなんて、どうかしら?
by (2007-09-28 22:03)
季節を勘違いしたファッション。 オージーは多いですよ~まったくあの人達の皮膚はどうなってるんだ。
肉襦袢着てる分だけあったかいのか なんていいたいこと言ってますが
肉襦袢の分だけあったかそうなこのオジサマ達がフリース着てるッてことは ケッコウサムイのでしょうか?
by (2007-09-28 22:18)
うーん。
携帯のアンテナ事情が気になる。
by nico (2007-09-29 01:10)
葡萄畑を散歩したいけど、どうもできないまま秋が終わってしまいそうです・・・
短パンは・・・無理。もう寒くて、無理。
by めぎ (2007-09-29 04:06)
ヨーロッパでヨーロッパの人達と仕事をしましたが
こちらは寒いのに彼らは半そで短パン
ちょっとでも太陽見えればこのスタイルになります
もう私は寒くてジャンパーまで着ていたのに・・・
by ハイマン (2007-09-29 07:22)
確かに夏でも冬でも、みんなそれぞれの服装ですよね。
by krause (2007-09-29 08:50)
畑の写真、どれもいいですね~。
私も来月、実家に帰ってこようかなぁ。。。。
それにしても、ぶるぎにぉんの謎って。。。(苦笑
by miumiu (2007-09-29 10:22)
人種によって体温が違うんですよね。やっぱり白人の人達は薄着、黒人の人達は厚着、そして私達は真ん中くらいです。でも太っている人はやっぱり薄着ですね。だからNYのクーラーは冷えすぎなんですね、きっと。私は夏でも電車の中はセーター着てしまいます。
by newyork (2007-09-29 10:45)
畑でも電話に追われるって、休日の日本のお父さんみたいですね^^
ハーフパンなのは、ブドウと一緒で地面からの放射熱を受けて暖かいのかなw
by crow (2007-09-29 12:50)
実はその話題、激しく気になったりします。
自分の仕事がアパレルなもんですから、旅行の際あっち行くと
綿もウールも全然季節感のない着方してて最初、えええぇぇ?って思いました。
これって、さおの最たる現象ですね~
都心部より田舎。若者より年配。女性より男性、つまり田舎のオッサンが一番体現してる?!
てか、本人が一番ですから快適ならいいんでしょうね・・・(-ω-;)そーなると何も言えない。。。
一年中パンツ一丁でいいなら、小島よしお、いつでも出来ますね!(←知ってます?小島よしお)
by nicolas (2007-09-29 15:56)
寒くなってもいつまで半ズボンで小学校へ来られるか。
競っていた男の子たちをふと思い出しました^^
by (2007-09-29 23:04)
ヴィニュロンの方達がブドウを見つめる様子、みんな真剣そのもので素敵...☆。ブドウを愛しく想う気持ちが伝わってきますね。
確かに、フランス人は薄着の方や厚着の方が街で混在しているのをよく見かけます。夏(7月)に旅行した時、タンクトップ1枚の人もいれば、革のジャケットや厚手のジャンパーを着てる人が居たり・・・。観察すると面白いですね。
以前、フランス人から聞いたのですが、日本人よりフランス人の方が、体温高いようです~。
by Mimosa (2007-09-30 01:07)
それぞれの写真で、各々違った方向を向いているのがとっても楽しい。
うまく写真をくみあわせてあるなぁって感心してます。
服装のこと、私は、みんな、葡萄で頭がいっぱいだから、服にまで
気がまわらないのかと思いましたよー。
by TaekoLovesParis (2007-09-30 01:59)
★みなさま、ご訪問とコメント、ありがとうございます。
ブルゴーニュの秋・冬のおじさんたちのファッションはとにかく不思議です。
今後も注意深く追ってみたいと思います。
一番脂肪を蓄えている部分はあったかくガードしているのは興味深いですね。
にこちゃん、おぱっぴーでしょ^^
by julliez (2007-09-30 03:37)
見渡す限りの、ブルゴーニュの葡萄畑の風景凄いですね。
さすが、世界一のワイン生産地、なだらかな傾斜が
綺麗ですね、収穫時期に雨が多いと粒割れが多く
でますね、ワインには、関係ないのでしょうか?
by wakatate (2007-09-30 16:05)
葡萄を見つめているお話も、葡萄を見つめている人のファッションのお話も
面白かったです!
確かに、この季節だからこの格好・・っていう発想ではなくて、
日本人よりもっともっと自分の感じ方とその日の寒暖で着るものが自由な気がします。
by rino (2007-09-30 20:37)
収穫時期を見極めるのに、糖度計と自分の舌で判断というのは、私のコンフィチュール作り
と同じです。^^
by noie (2007-09-30 22:12)
葡萄も子育てと同じなんですね(^^)!>寒暖の入り乱れたファッション・・・面白かったです!!!
by ブルーメン (2007-10-01 00:09)
、ブルゴーニュの葡萄畑の風景、ホントに素敵!^^
外国の方は、こちらの体感気温が寒くてもTシャツ一枚とかいますよね^^;
ちなみに、僕はめっちゃ寒がりです^^;
by RangerMaeda (2007-10-01 15:25)
写真からでも澄んだ空気が解りますね。
労力を使って造るワインは味わって飲みます(がぶ飲みしないようにしよう。かな・・。)
by (2007-10-02 07:10)
初めまして。とっても綺麗なブログのページ。すごくインパクトが強いですね。
葡萄畑も色々な観察の仕方があるものですね。
by もとこさん。 (2007-10-03 03:28)
週末にナパへ2泊遊びに行ってきましたが・・・ファッションおんなじよ。(笑)
こっちは昼間が暑くて乾燥、日没後にググッと冷え込むので、T-Shirtの上にフリースとかブルゾンとかの上着+短パンは結構多いです。あれで上着脱いだり着たりすれば調節できるから合理的みたいよ。でも短パンと素足はガラガラヘビに噛まれないのかなぁ、とか勝手に心配してますが。
こちらも収穫期で、ナパバレー一帯は朝になるとどこからともなく、潰れて発酵し始めたブドウの香りが漂ってきます。ワイナリーのテイスティングルームは来訪者をさばききれずに大混雑で、配置要員も普段の半分くらいに抑えているんじゃないかと思いました。
by koba-sf (2007-10-03 08:37)
はじめまして!ブログ訪問ありがとうございます。
異国情緒あふれるブログですね~
そう、今はブドウ収穫の時期なんですよね。
夫の両親もルーマニアで小さなブドウ畑を持っているのですが
毎年、お友達とワインを作っており、先日収穫したところらしいです。
こちらはさすが、本場だけあって、規模が違いますね~・・
楽しく読ませていただきました。
by rose (2007-10-03 21:47)