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[ひらめき]最終更新日:12/10/2011

V.V. de BBQ [alsace 地方]

一日が本当に長くて楽しい夏時間のお楽しみの一つはコレです。

これはワイン用の葡萄の古木で植え替え時に納屋に回収されていたものの一部。
多分これは樹齢30年~50年の古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)たち。

冬は暖炉にくべられますが
夏にも使い道はあります。

 

 そうです。

 

今日は香り高いアルザスの古木で燃えるBBQナイトであります。
日本で20時過ぎといえば、十分ナイトですが相当明るいです。

 

 

モクモクと燃えています。

この香りはモチロンです。

何かはもう聞かないでください。
どうせシャンパーニュでも出てくるものは毎年同じ定番です。
(去年の悲劇泣き言はコチラからどうぞ)

 

  間違いなくこんなヤツです。

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

 

こちらでBBQのお供は、当主の凄ウマワインです。


ラベルはありません
自家消費用なので当然ですが、中身はリースリングやピノグリ、そして最近はじめたブレンドアルザス。
私はここのシルヴァネールとオーセロワが大好きですが、これは造り手が良くないと飲まない方がマシと云われるムツカシイワインのようです。
(通常は安くてシャバシャバなワインなんですけど、真面目に造ると、飲んでビックリします。
はまるとこれはどっぷり行きます、他のワインが完全に霞んで見えなくなりそうです。)

 

そこで気が付いたのですが
シルヴァネールをうまく(つまり本来の葡萄らしさを引き出したワインを)造る生産者のワインはその他の品種はもとより、上級キュヴェは何の問題も無くウマいって事ですね。
これはアルザスの注目すべき生産者繋がりでここ数年蔵元訪問してますが、この読みは殆ど外れた事がありません。
逆にシルヴァネールが平凡な生産者の多くはグランクリュとてワインの素性にあるべきはずの奥行きが感じられない事が多いです。

(ただし、ドイツに行くと基準・目安の品種はリースリングの下級キュヴェに代わります。
それ以下でもダメ、それ以上でも私の場合、判断しにくくなります。)

注)これはあくまでも自分調べに基づく、「現地でワインを選ぶ場合に通用」するjulliez規格です。
  

これからアルザスに旅行に行かれる方は旅先のワイナリー巡りで是非お試し下さい。
おススメはグランクリュ満載のワイン街道を少し外して北上する事。
最近は若手から中堅にかけてそれはもう見違えるワインを造ってきていますので
そんじょそこらの大手では表現しきれない新しいアルザスの意地と職人気質を感じ取れます。
ちなみに観光客と出会う確立は限りなくゼロで、美しく素朴なアルザスの日常だけが存在しています。

 

とはいえ、日本市場ではまだまだアルザスワインは評価が低いですね。
赤ワインがお好きな方が圧倒的だと言う事ですが、
実際ワインよりもビールの方が気軽で好きだと言う方の方が多いのは確かでしょう。

 

フランス(特にドイツに近いからアルザス)でビールを飲むことはありますか?
と日本の知り合いとかによく聞かれます。

 

ビール好きの方、すみません。
私の周りを見渡した感じで言うと、答えは果てしなく ノン です。
(他ではどうなのか知りませんけど)
ストラスブールやコルマールの駅周辺にはビアレストランもありますが、観光客、駐在員や学生(特に留学生)向け風ですので
おそらく地元の風習的にとりあえずビール! って飲むって日本に比べて少ないように思います。
(ランスもディジョンもそんな感じであくまでもビール=観光客用っぽいです。
ホームパーティとかアペリティフでビールが出るのをそもそも見たことがありませんが、飲んでも嫌われたりはしないと思います。)



まぁ、ビールが無くても誰も困りませんので今の所とても平和です。

 

日本人同士ならばこれで決まりです。


枝豆が無いのは残念ですが、野球中継も無いので良しとして下さい。

 

家庭の食卓でビールが登場するって、
シャンパーニュでまさに自家用の地ビールを造っているピエール・エリック・ジョリ宅以外で見たことは無いような気がします。
彼はかなりビールが好きです。コレについてはまた別途で。)

あ、シャンパーニュにもう一人
麒麟麦酒が好きな人いましたね。
最近は麦酒にもご執心なようですが。
来年あたりはなんでしょうね。

 

 

 


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TaekoLovesParis

ぶどうの木は、とことん有効活用できますね。BBQにとは!
夏はアルザスワインがおいしいって昨年、初めて気づきました。
ルネ・ジョリでは自家用ビールも造ってるんですか。すごいなぁ。マルチ醸造家ですね。
<麒麟麦酒が好きな人いましたね。>
→(爆笑) って私の考えてる人と違ってたらマズイ。
by TaekoLovesParis (2007-06-01 02:11) 

julliez

taeko sama
葡萄の樹は燃やすと良い香りがします。
といっても葡萄の香りはしませんが^^;

アルザスワインが真に美味しいのは実は冬なんですよ、うふふふ。
まさに冬に真っ白のコートを着る感じです。

麒麟さんはトウキョウではなくマツリで回るお鮨と戴くのが通例ですが、コップはアサヒです。私は麦より葡萄が良いのですが。
by julliez (2007-06-01 03:12) 

どらっち

無駄にしないっていいですね〜。ブドウの木も幸せですね。
薫製とかだとリンゴの木とか桜の木を使いますよね。
そちらでは、薫製もぶどうなのかしら?
BBQとワイン、いいですね。今度、その組み合わせにしよ〜っと(^^)
by どらっち (2007-06-01 04:59) 

Inatimy

葡萄の古木でのBBQ・・・いいですねぇ。 羊や山羊のスペアリブが焼きたいなぁ。 で、マヨネーズをつけて・・・あぁ、お腹が鳴る。
by Inatimy (2007-06-01 06:27) 

toraneko-tora

これで焼いた焼肉・・・・・・なんか、いい香りがしそうです
by toraneko-tora (2007-06-01 06:59) 

いっぷく

このあたりのお子様はこんなとき何を飲むんでしょうか、
将来のためにワインは飲んでもいいという雰囲気なのかな、
それはなくて、ぶどうジュースかな。
by いっぷく (2007-06-01 07:52) 

crow

オーセロワって、マルベックの事だとばかり思ってましたが、
別のオーセロワもあるんですね(><)

ぶどう樹のBBQ、おいしそう^^
我が家の剪定枝でもできるでしょうか?
by crow (2007-06-01 10:02) 

koba-sf

こちらでも日没は午後8時半ごろ。BBQの季節になりました~。
全米一斉BBQの日、7月4日(爆)も、もうすぐです。

でも・・・BBQでワインってうす気味悪がられるのよね~。悔しいことに。
ただしシャンパンだけは発泡酒なのでビールの替わりに飲んでても受け入れてもらえているような・・・。うちだけかも?(汗)
なのでBBQしたお肉と赤ワインとか、キリリと冷やした白とか・・・羨ましいです。

うちのほうでは練炭みたいなコールが主流なので、薪でBBQとかいうと、なんかウルグアイ料理みたい。
葡萄の古木を薪にしちゃうの、凄いです。ウルグアイ焼肉のパリージャは薪の香りが肉に移るけど、葡萄焼肉も香りがいいんでしょうね・・・。(うっとり)
by koba-sf (2007-06-01 11:02) 

シェリー

葡萄の樹をBBQにって驚きました~(笑)
でもちょっとお祭りみたいで素敵ですね~
日本じゃなかなか体験できないですよね。
ラベルのないワインも飲んでみたいな~
by シェリー (2007-06-01 12:44) 

miffy

専門的なことはよくわかりませんがワイン大好きです(^o^)最近は直行便でないと手荷物にできないのが悲しいです。
by miffy (2007-06-01 14:09) 

julliez

みなさまご訪問とコメントありがとうございます。

★どらっちさま
燻製に使うのはなんでしょうね?
桜は少ないし、アーモンドの木とかミラベルとかサクランボかな・・?
今度聞いてみます。

★Inatimy sama
スペアリブも焼きますよ~。
コチラはもっぱら塩コショウでシンプルに、がモットーのようでオプションはマスタードか手作りジャムです。

★toraneko-sama
そうですね、私もいつもそんな気分で楽しみますよ~。

★いっぷくさま
この辺のお子様は年齢にもよりますが、お水か手作り果汁のジュース(アルザスなら林檎が多い)ですね。
でも写真の彼はもう13歳なのでお気に入りのリースリングを嗜んでいました。
なかなか味にはウルサイ料理上手なぼっちゃんです。

★crow sama
そうそう、日本では必ずこの突っ込みが入ります^^
が、全く赤の他人です。
日本人が混乱するからと云うのは眉唾な理由ですが、ブレンドでもモノセパージュでもピノ・ブラン表記が許されています。
興味があればコチラでメチャクチャ詳しい事が書かれています。
http://blog.so-net.ne.jp/clos-du-meix/ceparge-alsace

★koba-sama
えー、アメリカではビアーなんですか・・・。
じゃ、フランスにはBBQシーズンで生産者のおうちで・・ですね。^^

燃えている古木は特に凄い葡萄の香りなどはしませんが、いい感じですよ。
ウルグアイ料理ってどんな料理ですか?
気になる、気になる。

★シェリーさま
お祭りみたい!って言ったらこっちの人は面白がっていました。
だって冬は暖炉にくべられる存在で、日本で言う薪ですので、その表現は新鮮かも♪
ラベルの無いワインは、出荷前のセラーから持ってくるもので中身は皆さんが飲むものと同じですよ。^^

★miffy sama
そう、ワインを手荷物に出来ないのは悲しいですね。
飛行機で抜栓して飲む楽しみも無くなりました(涙)
by julliez (2007-06-01 14:40) 

ミカチ

1664のBlancって初めて見ました。
それにしても夏のバーベキューでフランスのワイン。贅沢な時間ですね。
by ミカチ (2007-06-01 18:17) 

さとちゃんのDady

はじめまして。
とても楽しそうなブログですね。
休日に、ゆっくり読んでみようと思います。
by さとちゃんのDady (2007-06-01 19:16) 

noriko

楽しそう!
楽しそう!!
アルザスワインの試飲で「なんだこれは?」と思うほど美味しいオーセロワにハートマークつけまくったことあります♪

p.s.戻られたら早速アンドゥイエットなのですね^^;
by noriko (2007-06-01 22:52) 

julliez

★ミカチさま
そう、1664のblanc は去年新発売されたのです。
これは飲みやすくてアペリティフにはいい感じです。

★さとちゃんのdady sama
はじめまして。
キレイなお花が一杯のブログ拝見してきました。
花言葉もステキ。
こちらこそよろしくお願いします。

★てんとうむしさま
シルヴァネールもオーセロワもホンモノはブラインドでは当てられませんよ。
うふふふふ。
私はこのぼっちゃんといつもセパージュの勉強します。
フランス語とワインの勉強ははいつもちびっ子と競いますが、テロワールの格差は縮まらないようで。
by julliez (2007-06-02 01:04) 

aia

初めまして。毎日遅くまで明るいので、感覚が狂ってしまいます。今日は20時すぎに「ボンジュール」と言って、フランス人に「ボンソワールだよ」と突っ込まれてしまいました。

数年前までは断然赤派だったのですが、スイスでFendantを知ってから、断然白を飲むことが多くなりました。フランスだったらやっぱりアルザスのものがおいしいですよね。これから暑くなってきたら、ますますおいしくなりそうです。
by aia (2007-06-02 07:11) 

ブルーメン

アルザスのワイナリー巡り試してみたいです。
赤ワイン大好きなので(へへ)V
by ブルーメン (2007-06-02 15:16) 

nicolas

えーーーースゴイ贅沢なお話!!
ヴィエイユ・ヴィーニュを燃してしまうとは!!!(>ω<、)
あり難~~~く、その枝のついたワインオープナーを記念に買ったりしてる
私にとって、それは「犯罪」にも等しい・・・・
きっとすばらしー香りなんでしょうねぇ。
アルザスのミネラルの香りのたくさんするの飲みたくなりましたよー
ゲビュラツトラミネール・・とか、言いにくい品種あるのも日本人に
浸透しない理由かなぁ(笑)
by nicolas (2007-06-02 21:35) 

julliez

★aia sama
ご訪問ありがとうございます。
私も未だにボンジューの連発です。^^;
フォンダン、美味しいですね。
やっぱりワインは白です。^^

★satoe sama
アルザスの赤ワインは優しい感じの赤が多いです。
ただし圧倒的に白のバリエーションが豊富ですので赤ワインより濃厚な白を是非お試し下さい♪

★にこちゃん
ワインオープナーになる子もいますが、通常、リサイクルです。
(こっちだとそんなにありがたがる人はいませんので、暖炉に行くかBBQに行くか、あと編みこんで細工した鞄って手もあります。

私がびびったのは、ブルゴーニュの某特級のVVを植え替えたおっちゃんから株ごと暖炉用にどうぞって渡された時です。
暫く飾っていましたが気が付いたら次のシーズンには灰になっていました。

アルザスワイン、綴りもドイツ風でü とかの文字が笑っているように見えるのは私だけでしょうか。
by julliez (2007-06-03 17:16) 

foretーbourgogne

ビールブランシュが、当たり前のようにスーパーで売っていて、写真の1664の瓶の青さが美しく……友人のガラス職人のところに、この青い瓶を持っていったことを思いだします。きっと彼はそれで何かを作るのです。彼は毎日何かを作っている……それは、決して商品を意識しているわけではなく、彼の作りたいもの……。フランスにはクヤシイけど、そういうヤツがたくさんいて、フツーに生きている。どうして、日本にはあまりいないのでしょうね。
この前の回の訃報の話を読みながら、年をとっても、いつだってサービス精神旺盛な、じいさんたちとのオチャメな会話も、日本人は惨敗だものね。そう思ったらね、何とかしたい、と思っては見るものの。
ともかく、読みながら、アルザスのピノグリを飲みたくなったのは、しばし禁酒生活をしているせいかもしれません。理由を問われても答えようがないのですが、旨いんですよね。
by foretーbourgogne (2007-06-03 22:07) 

julliez規格「現地でワインを選ぶ場合に通用」、参考になります。。
by (2007-06-04 07:12) 

葡萄の古木でのBBQとは!やっぱり日本とは違いますね(^^)
ボクが経験したことのないBBQ♪♪ すごく魅かれますよ・・・ヽ(´▽`)/
by (2007-06-04 19:14) 

julliez

★OTSU sama
ピノグリ、今度美味しいの持って帰りますね。^^
ちょっとだけ楽しみにしていてください。

★Minovsky sama
これ、シリーズ化しましょか?^^

★たろうさま
田舎だとコレ位の面白さがないと・・・・・。^^;
by julliez (2007-06-04 21:56) 

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