merci de votre visite !
ご訪問ありがとうございます。
いつもお構いできなくて、スミマセン。
最終更新日:12/10/2011
フランスワインを耳で利く [vins 葡萄酒あれこれ]
ワインの楽しみ方は色々ありますが
よく五感でワインを利く・・なんて言われます。
目と鼻と舌と喉ごしと、そして耳からも味わう・・。
今日は音楽とワインのマリアージュ色々なこぼれ話です。
ドイツのマルチ芸術家で裁判官でもあったエルンスト.T.A.ホフマンは、
喜歌劇を作曲する時はシャンパンを飲み
宗教音楽には、痛恨の中に恍惚感のあるジュランソン(ピレネー)のワイン
第九には激情と愛国心の香りのブルゴーニュワインでなくてはならないそうで
音楽が無い場合
年代モノのルションのワインかロレーヌ
澄んでいて香りが良いから口が軽くなる・・・・・つまり会話が音楽だと言うのです。
耳から入ってきたワインは口からは出ない・・
と云われます。
それは、つまり薀蓄を言わせないヨ って意味なんですけど、いかがでしょうか。
ステキな音楽とワインをマリアージュに陶酔し、しばし余韻に浸ると
このワインの味わいがどうの、アロマが、タンニンが、熟成感が・・・なんて言葉は野暮に聞こえるだけかも知れませんね。
フランス(若しくはヨーロッパに於いて)で、このホフマンさんが残した名言を再現すると、実にナルほど・・・と思えます。
でもこれが今の時代の大都会において・・の場合、必ずしもそうではないかも知れないな・・とも感じます。
今ではもっと音楽の種類も増えましたし、雰囲気によって似合う音楽も変わってきそうです。
ジャズやブルースにあわせたり
ポップやロックもありだと思います。
私の経験で感じたのは、(好みもあるので一概に断言できませんが)
フランスの田舎の村で葡萄畑の傍でワインと一緒に聞く音楽は
クラシックやオペラ音楽が圧倒的にしっくりします。
ちょっと都会へ移れば、これまた違う趣向で聞いてみたくなったり
その場所で好んで聴かれている音楽に合わせて楽しみます。
モチロン、それが人々の喧騒なお喋り・・の場合だってあります。
例えば 同じクラシックでも
ボルドーならオーケストラの重厚な感じが似合うし
ブルゴーニュでは無伴奏な組曲が似合ったり。
シャンパーニュにはその両方が場所によって変わったりします。
(オペラの似合うお酒はまさにシャンパンかも知れないですし・・。)
何故か分かりませんが
パリの街にとても似合うアコーディオンな音は、葡萄畑のあたりでは浮いてしまう気がしました。
もしかすると
クラシック音楽の時代と、葡萄畑の古い歴史の風景は、すでに完璧なマリアージュなのかもしれませんね。
今宵、みなさんはどんな音楽とワインをマリアージュさせるのでしょう。
★★Warning★★
コチラのブログに掲載されている文章及び映像のweb公開は著作権を放棄したものではありません。
事前の許可なく無断複製、転載、転記、二次利用の一切を固くお断りします
Toute utilisation ou diffusion sans accord préalable des informations et
photos contenues dans ce blog est interdite.
copyright (c) 2006-2016 vendémiaire tous droits réservés.
L'abus d’alcool est dangereux pour la santé.
A consommer avec modération.
ワイン・・・・身体全部で味あう・・・・・へぇ~そうなんだ
記事をよく読んだら、なんとなく解ったみたい
by toraneko-tora (2007-04-09 18:04)
音楽と一緒に!
それも素敵な楽しみ方ですね~今度色々試してみたいです~
ワインは、脳みその香りの記憶の中で結構遊べます♡
by nicolas (2007-04-09 20:37)
>耳から入ってきたワインは口からは出ない・・
肝に銘じたいと思います。ハイ。。
by Wino (2007-04-09 22:10)
ワインと音楽のマリアージュのお話しを読みながら
想像で陶酔してしまいました☆
私は波の音に合うワインがいいな~
by justice-7 (2007-04-09 22:26)
気分によってワインを飲み分ける、そんな上級な飲み方をしてみたいものです。
by (2007-04-09 23:01)
先日はお会いできて嬉しかったです。
そして美味しいワインもありがとう!!
yk2さんならジャズとあわせるところでしょうけど、ブッシー・ラペールのotsuさんのお宅で、楽しいおしゃべりとのマリアージュでした。
by plot (2007-04-09 23:26)
とってもおもしろく読みました。
オペラの「ホフマン物語」には、実在したHerr Hoffmann というモデルがいたんですね。
フランスの地方の果てしなく広い場所は、向こうに山が見えたりすると、
山のうしろから、オペラっぽい壮大な音楽が聞こえてくるような気がしたり
します。私はシャンパンは、オペラブッファ(喜劇のオペラ)に似合う気がする
けど、時と場合でまた違うかも。。
by TaekoLovesParis (2007-04-10 01:58)
★tora sama
全身で欲張って楽しんじゃうんですよ。
面白いでしょ?
★にこちゃんさま
そうなんです、試したらこれほど面白いマリアージュは無かったですよ。
★wino sama
たまには分析を忘れて、自分ひとりの為に楽しんじゃうのも贅沢かもですね♪
★le soleile sama
波の様な穏やかな気持ちにさせてくれるワイン・・・
想像するだけでウットリしますね。
★Ikesan sama
私はまだまだワインとか音楽で気分が左右されるひよっこです^^;
★plot sama
こちらこそお忙しい時間を割いてくださってありがとうございます。
舞い上がってしまいましたよ。うふふ。
楽しいマリアージュのお手伝いが出来て光栄です♪
★taeko sama
そうですね!
本当に私もそう思います!
シャンパンって面白くて、場所と場面と雰囲気で違う顔がイッパイ現れます。
ホフマンさんの人生は多彩でドラマティックですね。
by julliez (2007-04-10 03:39)
お久しぶりです。ブログ改名して再開しました!
五感でワインを利く、なるほど納得です。
今日、レッスンをしながら、五感で弾きなさい!と教えたところだったので、この偶然にびっくりです。音楽も五感で感じられますよね。
ワインも音楽も私達を酔わせることができる、というのもきっと五感で感じられるからでしょうね。
by newyork (2007-04-10 13:49)
音楽に合わせて、ワインを選ぶ・・・
とても、気分が盛り上がりそうな楽しみ方ですね。
ひとそれぞれのワインの楽しみ方があって、色々な方の「楽しみ方」を覗き見してみたいです。
by (2007-04-10 21:54)