la récolte de tournesols

フランス語で収穫を表す言葉は色々あります。

一般的な収穫はrécolte と言います。
葡萄の収穫はvedanges
麦の収穫は moisson と分けられているのです。

 

葡萄の収穫が始まりましたが、コニャックはもっと遅いので今は別の収穫で盛り上がっています。

何の収穫でしょう。

 

　分かりますか？

 

実はこれです。

 

夏の間、地平線の向こうまで続いていた黄色い太陽達です。

コニャックの友人の麦畑の一画が去年からひまわり畑になりました。

 

日本人にとって、コチラのひまわり畑の圧巻な様子は大喜びの対象で、
どこまでも広がるひまわり畑にひたすら私が大いに感激していたら、翌年からこちらの家族がひまわりに植え替えてくれていたのです。

 

ひまわりは花の盛りを過ぎると徹底的に乾燥させられて収穫されます。

 

その間、ひまわり畑はこんな風になって行きます。

 

あんなにキレイで可愛かったひまわりも、こんな感じになります。

 

盛りを過ぎても尚、凛とした様子を感じるのは私だけでしょうか。

 

 

収穫を待つひまわりは何を思っているのでしょう。

 

 

私の友人はひまわりの収穫が始まると
夏の終わりの匂いがするといいます。

麦の収穫よりも、ひまわりの収穫のときの独特の香りがとても好きだそうです。

わたしも冷たい風に乗って届く収穫の香りがとても好きです。

始めのころはあの枯れたひまわりが哀愁を感じさせて寂しい感じがしたのですが
やはり規模が違うので枯れても尚その様子は圧巻です。

 

このひまわりは収穫後に油になります。

ひまわりを見てキレイだなぁと喜ぶ私ですが
彼らにとっては農作物の風景の一つで、見慣れすぎて特別な感はなかったみたいでした。
（日本では春の蓮華畑でしょうか。）

 

でも今では
お互いにとって以前よりも「特別な風景」になったのは言うまでもありません。

 

 

 

 

タグ：France cognac

コメント 23

向日葵畑、とっても綺麗ですね～。
花を咲かせた後の向日葵達の姿が、みんなお辞儀をしているようで、
なんとも可愛く哀愁漂ってるようです！
収穫されて、油になるんですね～！！
by Mimosa (2007-09-05 23:37) 

へえええ！
ドイツ語では何というのでしょう！？
違うのかな、同じかな。
聞いてきまーす！
by めぎ (2007-09-06 02:17) 

●Mimoza　さま
礼儀正しい哀愁漂うひまわりもおつなものですね。


●めぎさま
続報お待ちしております♪
by julliez (2007-09-06 03:52) 

聞いてきました～
普通の収穫と小麦の収穫は同じで、Ernteといい、
ワインの葡萄の収穫はLeseと言うそうです。このLeseは「読む」という意味の動詞から来ており、葡萄の良い時期を読み取るという意味で使われているのだとか。
言葉っておもしろいですね！
by めぎ (2007-09-06 04:01) 

ヴァンダージュ、julliezさんから教わった言葉です＾＾
枯れているひまわりも、それはそれで絵になっているように思うのは、私だけでしょうか。
夏の終わりを告げているみたいで、ちょっと寂しいですけれど。
by aia (2007-09-06 05:26) 

大変貴重な情報です。勉強になりました。
by krause (2007-09-06 07:27) 

「地平線の向こうまで続いていた黄色い太陽達」。息を飲むほど綺麗です！
by newyork (2007-09-06 08:34) 

ひまわり、収穫してどうするのかと思ったら油になるのですか。
ハムスターやリスの餌しか思い浮かびませんでした＾＾；
凄いヒマワリ畑ですね。　日本なら入場料とれますよ。
by (2007-09-06 09:20) 

ひまわりの種、周りの人々は美味しそうに嬉しそうに食べてます。栗鼠のようです。
駅のホームにも食い散らかしたひまわりの種がちらかって、うちの新居へも飛んできます。
そういう事情で、個人的にはひまわりを恨んでいます。ついでに落花生の殻もうらんでいます。

ナパでは農閑期の葡萄畑に咲いているマスタードが綺麗です。あれも油絞れるんですよね。
カリフォルニアもシャルドネが収穫に入ったようです。週末は搾汁のお手伝い予定です。
by koba-sf (2007-09-06 11:15) 

ひまわりの種といったら、大リーグ。
スーパーで、スナックとしてよくレジの所にあります。
息子のミニひまわりも同じ姿。ちゃんと種を見せてあげなきゃ。
by どらっち (2007-09-06 12:10) 

ひまわり綺麗ですね！！
こんな大きなひまわり畑はこちらでは見られないですよ(ﾟ▽ﾟ*)
乾燥させられたひまわりはチョット寂しいけど、
また来年も畑一面を黄色に染めるんですよね！(^^)
by (2007-09-06 16:24) 

スペイン語も、普通の収穫は cosecha 、葡萄の収穫は vendimia だったような・・・。
麦の収穫は動詞の segar しか覚えてません・・・。
向日葵って、見ても食べても楽しめるので好きです♪
by Inatimy (2007-09-06 16:48) 

ヨーロッパの向日葵って日本のに比べて背が低いですよね。
初めて一面の向日葵を見たときにアレッと思いました。
by miffy (2007-09-06 18:56) 

北海道の向日葵は来年の畑の肥料として植えられます。
結末は悲しいですが、一面の向日葵は壮大です。
by atelier-northern-photo (2007-09-06 21:31) 

ひまわり油は知っていたけど、枯れてから収穫するとは思いませんでした。
ひまわり畑は古い映画「ひまわり」でのシーンが印象に残っています。
by TaekoLovesParis (2007-09-07 01:41) 

こうして拝見すると、もちろん黄色く咲き誇ったヒマワリ畑は
とても可愛く元気がでてきますが、収穫を待つヒマワリたちもまた
何か切ないよな愛しさがありますね。
夏の終わりの匂い・・・ってなんとなく想像しています。
by シェリー (2007-09-07 13:24) 

季節のにおいを感じられるのってすばらしい。
東京に暮らしていても子供の頃は自然とそんなにおいを感じていたようなきがします。
自然の中にいるっていいですね。
by rino (2007-09-07 15:45) 

盛りを過ぎたひまわり。花もいいけれどこちらも素敵ですね。なんか好きです。
by (2007-09-07 22:42) 

ひまわり　撮るけど　採られるところまでは撮っていません＾＾；
by ハイマン (2007-09-07 23:26) 

盛りの花にも圧倒されますが　種を宿し次世代に向けての準備が整え　
花としては究極までに形骸化したこの立ち姿に　神々しいものすら感じます
いいものを見せていただきました。でもぜんぶ油になっちゃうんですね
by (2007-09-08 00:12) 

地平の美しさと哀愁が混ざり合って、遠い私の心にも、安らぎの風を運んでくれます。
フランスの一コマに、ありがとう　です。
by delphy (2007-09-08 10:36) 

ひまわり畑が見たくてよく探しに行きますが、前年ひまわりが植えられていた畑が次の年も必ずひまわり畑になるとは限らないようですね。農家の都合もいろいろということでしょうか。
by ミカチ (2007-09-08 16:11) 

8月のローヌでも、黒くなりかけた向日葵がありました。
黄色い華やかな向日葵とは対照的な、悪く言えば「お葬式」、上手く言って「荘厳な感」があります。
やはり夏の黄色い向日葵が心地よいですが、これも向日葵の一生と、しげしげと見たものです。
by (2007-10-16 00:34)